西工区前面堤防工事差し止めを求める「よみがえれ有明海訴訟」と、公害調停等を支援する漁民・市民の総結集の場として、干拓事業を強行する農水省を追いつめ、諫早湾干拓工事の中止と潮受け堤防の「中長期開門調査」の即時実施を実現させ、豊饒の海有明海の再生のために、１日も早い潮受け堤防の完全撤去と諫早干潟の復元を求めていきます。この企画を通して、参加されている多くの漁民や市民が手を携え、さらに運動の輪を拡げていきます。
　新たに発生した有明海漁業被害の原因解明と漁業者の窮状の救済、川辺川利水訴訟勝利の力を諫早干拓事業の中止に生かす、重要な時期の開催として取り組みます。

●プログラム（8月24日）

　9:30　開場　　総合司会・宮田真由美（虹の会）
　10:00〜12:00

・開会あいさつ　山下八千代・会長

・太鼓衆「響きの会」太鼓演舞

・実行委員長あいさつ　本　昭弘

・基調講演「有明海・不知火海の生き物たち」
　　―なぜ「特産生物」がたくさんいるのか―
　　佐藤　正典　鹿児島大学理学部・地球環境科学科助教授

・特別講演「ムツゴローへよせる想い」
　　梅原　　猛

　　　　哲学者、前日本ペンクラブ会長、国際日本文化研究センター名誉教授

　12:00〜12:45　休憩（昼食持込可）
　12:45〜16:30

・ビデオ上映「宝の海有明海のメカニズム」

・講演「有明海異変と中長期開門調査の意義」
　　東　幹夫　長崎大学教育学部教授

・講演「諫早干拓事業と有明海異変、『謎の浮遊物』とは」
　　太田　扶桑男　旧熊本水産試験場場長

・講演「諫早干拓事業と諫早干拓事業の問題点」
　　宮入　興一　愛知大学経済学部教授

・報告「川辺川利水訴訟勝利までのたたかい」
　　梅山　究　川辺川利水訴訟原告団長（予定）

・報告「よみがえれ有明海訴訟、公害調停のたたかい」
　　仁比　聰平　よみがえれ有明海訴訟弁護団・弁護士

・パネルディスカッション
　　金　　敬源　韓国環境運動家
　　余　　吉旭　韓国漁民
　　松藤　文豪　福岡県大牟田市ノリ養殖漁師
　　西川　幸久　熊本県荒尾市ライラギ漁師
　　吉田　訓啓　長崎県島原市魚漁師・ワカメ、コンブ養殖業
　　川崎　賢郎　佐賀県川副町ノリ養殖漁師
　　仁比　聰平　よみがえれ有明海訴訟弁護団・弁護士
　　＊コーディネーター　脇　義重　九州・琉球湿地ネットワーク

・次回開催地代表者挨拶　生駒研二　天草の自然を護る会

・アピール採択

・閉会あいさつ　崎山　博司　副実行委員長

●主　催　第6回有明海・不知火海フォーラムin大牟田実行委員会
●後　援
諫早干潟緊急救済本部／諫早干潟緊急救済東京事務所／諫早干潟を憂える大牟田の仲間／諫早干潟を憂える荒尾の仲間／諫早湾の干潟を守る長崎県共同センター／九州・琉球湿地ネットワーク／まえ海を守る鹿島の会／天草の自然を護る会／有明海漁民・市民ネットワーク／有明漁民の会／大牟田市政研究会／大牟田吉野EM研究会／佐賀有明の会／有明海を育てる会／海ガメを呼びもどす会／海苔につどう会／「宝の海」有明海を守る荒尾市民の会／よみがえれ有明海佐賀県民の会／よみがえれ有明海訴訟弁護団／よみがえれ有明海訴訟支援する会／NPO現代座／有明海の再生めざす「虹の会」

●連絡先　諫早干潟を憂える大牟田の仲間
　　　　　　〒836-0055 大牟田市樋口町1-4
　　　　　　TEL 0944-55-2100　FAX 0944-57-8330
●事務局　090-7461-3989（北園）　Eメール niji@crocus.ocn.ne.jp